6月23日付神奈川新聞が『蟹工船興亡史』を紹介。
プロレタリア作家、小林多喜二に描かれて地獄職場の代名詞になってしまった蟹工船。労働環境は苛酷で虐待死事件も頻発したが、浮かぶ缶詰工場というのは日本ならではのユニークな発明。200カイリ時代の到来で姿を消すまでの約60年間、蟹工船で作られた缶詰は主力輸出商品として日本経済に「貢献」した。
蟹工船の歴史・組織・人物・事件まで、失われつつある資料を集め尽くした情熱の書だ。
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