普天間問題で8社共同フェアを展開

凱風社は今年、仲間７社の出版社とともに「普天間・沖縄・日米安保」と名付けたフェアを全国書店で展開しました。看板はこちら。

「安保改定」50年の今年、米海兵隊普天間基地の移転問題が結論を見いだせないまま「漂流」し続けています。名護市長の選挙で民意は定まったはずですが、政府はあいまいな態度を続けています。今後米国からますます圧力がかかってくることは間違いないでしょうし、大手メディアはさかんに「日米同盟の悪化」を喧伝しています。

しかし現政権がやるべきことは、辺野古かグアムかという目先の移転先の決定ではなく、日米安保そのものの当否や戦後歴代政権の沖縄への対処の仕方の検証です。沖縄の海兵隊は米国にとって世界で唯一の海外常駐遠征軍です。また嘉手納はアジア最大の米空軍基地です。戦後も65年が過ぎたというのにまるでまだ占領下のようです。

日本は本当に「平和」なのでしょうか？　海兵隊の「移転先」が決まれば問題が解決するのでしょうか？　50年前、国会は安保改定に反対する市民に包囲されました。


参加出版社
凱風社　かもがわ出版　高文研　彩流社　新泉社　新日本出版社　同時代社

参加書店

【北海道】
札幌市　ジュンク堂書店札幌店
札幌市　聖文舎

【茨城県】
つくば市　Wonder Goo新つくば店
つくば市　丸善大学会館

【群馬県】
前橋市　文真堂ＢＡ前橋店

【埼玉県】
大宮市　ジュンク堂書店大宮店
南埼玉郡　ＡＣＡＤＥＭＩＡ菖蒲店

【東京都】
千代田区　三省堂書店法政大学売店
千代田区　三省堂書店神保町本店
新宿区　ジュンク堂書店新宿店
新宿区　芳林堂書店高田馬場店
豊島区　リブロ池袋
武蔵野市　リブロ吉祥寺

【長野県】
上田市　平林堂

【静岡県】
静岡市　谷島屋
磐田市　谷島屋ららぽーと磐田店

【大阪府】
大阪市　風の本屋
大阪市　清風堂書店

【兵庫県】
神戸市　海文堂書店
姫路市　Begin誠心堂書店

【広島県】
広島市　修道大学生協

【鳥取県】
鳥取市　鳥取大学生協

ハイチ大地震［4］

1月18日付ニューヨークタイムズ電子版に現地の写真が出ています。見るにはIDが必要かもしれません。無料で取得できます。 死体や怪我人など残虐な写真も含まれていますのでご留意ください。

　写真のギャラリーはこちら。

ハイチがどんなところかよく分かる凱風社の書籍（佐藤文則［文・写真］)は下記。

『慟哭のハイチ』
『ダンシング・ヴードゥー』

ハイチ大地震[3]

現地では無政府状態下で混乱がますます深まっているようです。略奪も発生していると新聞は伝えています。

凱風社刊・佐藤文則著『ダンシング・ヴードゥー』に登場するモナ（モナリザ）さんの無事を伝える共同通信の記事。

渡辺豪『国策のまちおこし』

10月刊行の『〈基地の島　沖縄〉　国策のまちおこし』の重版ができました。刊行以来、多くの書評・紹介が出ています。小社ウェブサイトのトップページをご覧ください。

ハイチ大地震[2]

『慟哭のハイチ』の著者の佐藤文則さんは、四半世紀にわたってハイチを取材してきました。

連日、マスコミからハイチについてのコメントを求められています。

昨日は、フジテレビ系「めざましテレビ」と「とくダネ！」でコメントが放送されました。『毎日新聞』や『東京新聞』からも取材を受けて記事になっています。

『ワシントンポスト』の電子版に現地の写真が多数掲載されているのを見つけました。ただしIDがないとあけられないかもしれません。IDは無料で取得できます。

冒頭に車の広告があるのでしばらくがまんしてください。また、写真には死体や怪我人が映っているので閲覧の際は充分ご留意ください。

　写真ギャラリーはこちら。

ハイチで大地震

大統領府も崩壊したというハイチの首都ポルトープランス。CNNによれば、大統領は自宅も壊れ空港で執務しようとしたが、それもあきらめたという。被害の状況もはっきりしないが、死者は10万人にのぼり、人口の三分の一が被災したとニュースは伝えている。

TBSの「荒川強啓デイ・キャッチ！」の電話インタビューに答えた佐藤文則さんは、夕べから何度も現地の知人に電話しているが、被害状況の把握が極めて困難であるとし、首都ポルトープランスだけではなく、その他の都市でどれだけ被害が出ているか心配だという。政府機能や国連・NGOの活動も麻痺していると予想される。

ハイチについて凱風社は佐藤文則さんの著書2点を刊行しています。

『慟哭のハイチ――現代史と庶民の生活』→amazonで五つ星書評「ハイチ人と向かい合った20年」

『ダンシング・ヴードゥー――ハイチを彩る精霊たち』→amazonで五つ星書評「ハイチの生き生きとした情景